この街で今も君は

去年の今日、私は日本武道館に居ました。
大好きな大好きな鈴木香音ちゃんの卒業公演。
1曲目から泣いてしまって
友達に「泣いたら香音ちゃん観れないよ！」って言われたっけなあ。
声が枯れるまでひたすらに彼女の名前を叫んだ。
2階席だから届かないんだけど
ただひたすらに叫んだ。
彼女は最後まで笑っていた。

彼女の卒業を「逃げ」だと言う人達が居たという。
だけど、わざわざアイドルより辛い道に逃げるだろうか？
私にはそれがわからない。
ただ、どんな道を選んでも
彼女が笑って過ごせていればそれで良いと思う。

たまに出てくるメンバーからの言葉では
彼女は幸せに過ごしていると言う。
それで良いと思う。
それを信じていれば良いと思う。
そしてそれを聞いて私も幸せになる。
それで良いと思う。
人の思いはそれぞれで
その報告を聞くたびに涙する人も居る。
私は、正直言葉は悪いけど「うざってーなあ」と思っている。
しかしながらそれがその人達の「今も好き」という表現だから私が何か言う事では無いと思う。

香音ちゃんは着実に前に進んでいる。
だから私も前に進む。
だから私は泣かない。
それが私の「香音ちゃんが好きだ」という気持ちだ。
最後に彼女が私達に「笑って？」と言ったから
私は笑おうと思う。

鈴木香音ちゃん、元気ですか。
私はなんとか元気でやってます。
同じ空の下で、貴女が何時迄も笑顔でありますように。